サイホーンの航空記事考察

客観性はさておき主観で感じたことを書いてます

シドニー空港の滑走路運用

前の記事で、JALシドニー就航50周年を迎えたということで、3本の滑走路を有するシドニー空港の滑走路運用について調べてみました。

 

時間帯別の滑走路使用方法

 

【深夜時間帯】23:00~6:00

すべての航空機(以下に記述するカーフューを参照)に対し

到着34L、出発16R

 

【早朝時間帯】月曜日~土曜日の6:00~7:00、日曜日の6:00~8:00

①到着34L、出発16L

②到着34L、出発16Lと16R

③到着34Lと34R、出発25

③到着25、出発16Lと16R

③到着07、出発16Lと16R

④到着出発16Lと16R

④到着出発34Lと34R

⑤到着出発07

⑤到着出発25

 

【日中時間帯】月曜日~金曜日の7:00~22:45、土曜日の7:00~22:00、日曜日の8:00~22:00

①到着34L、出発16L

②到着07、出発16Lと16R

②到着34Lと34R、出発25

②到着25、出発16Lと16R

③到着出発16Lと16R

③到着出発34Lと34R

④到着出発07

④到着出発25

 

【休日の深夜以前の時間帯】土曜日と日曜日の22:00~22:45

①到着34L、出発16L

②到着34L、出発16Lと16R

③到着25、出発16Lと16R

④到着07、出発16Lと16R

⑤到着34Lと34R、出発25

⑥到着出発16Lと16R

⑥到着出発34Lと34R

⑦到着出発07

⑦到着出発25

 

【深夜時間帯への移行時間帯】22:45~23:00

①到着34L、出発16L

②到着34L、出発16Lと16R

③到着25、出発16Lと16R

③到着07、出発16Lと16R

④到着出発16Lと16R

 

騒音軽減出発方式の適応時間帯

23:00~6:00の16R

6:00~23:00の34Lと34R

路面が乾燥している場合は横風20kt+背風5ktまで、濡れている場合は横風20kt+背風0kt又は横風15kt+背風5ktまでは、許容しなきゃならんとのこと。

また、ジェット機に対しては、背風成分があって路面が濡れている場合には、16R又は34Lが指定されるとのこと。

なかなか厳しい条件が付されているなあ、という印象です。

 

カーフュー(Curfew)門限

23:00~6:00の時間帯は、離着陸が制限されている。

この時間帯に離着陸が可能なのは、最大離陸重量が34t以下の航空機(GLEX、BD700、E35L、FA7X、GLF5など)のみ。

ただし、SAR、急病人、自然災害、緊急状態や燃料不十分によるダイバートなどは除かれる。

さらに、それに接続する22:45~23:00、加えて土曜日曜の6:00~7:00と22:00~23:00は追加制限のある運用方式を採用している。

5:00~6:00は、7日間で24回を超える着陸も許されていない様子。

 

今後マップにプロットして、図式化したいと思います。