サイホーンの航空記事考察

客観性はさておき主観で感じたことを書いてます

JALがホーチミン線、ジャカルタ線を減便

2019年9月12日、JALホーチミン線とジャカルタ線を減便すると発表したそうです。

久しぶりにJAL公式サイトから調べてみましたが、今の航空券ってすごく安価なんですね。

個人的に10年近く前にハノイに頻繁に旅行していましたので、おおよその価格は把握してたつもりでしたが、10月のSpecial Saverで片道14,000円なんて料金があるじゃないですか!

 

東京とホーチミン

JALは、羽田から787-9、成田から787-8を毎日運航していますが、2019冬スケジュールからは成田分を週4便に減便するとのこと。

成田からの競合他社便は、ANAベトナム航空、ベトジェットがあるものの、羽田からの競合他社便はないことから、成田が苦戦するだろうことは察しがつきます。

しかし、成田便は他社も含めほとんど昼間の運航であるところ、羽田便は出発が早朝というか深夜1:25発早朝5:15着であり、客層はずいぶん異なるのではないかと想像されます。

羽田は発着枠が限られるからこのような時間帯になってしまっているのか、はたまた本来は深夜出発が望ましいところ成田では実現できないのが現実なのか…

 

個人的なハノイの記憶

10年ほど前、観光でハノイをよく訪れていた際は、成田を夕方に出発してハノイに22時頃到着する便があったはずですが、個人的にはあまり好きなタイムスケジュールではありませんでした。

なぜなら、格安での旅行を目指している若者にとって、深夜の途上国の空港に降り立って適切な交通手段を確保することが、容易ではなかったからです。

できれば夕方に目的空港に到着し、あふれる安価な交通手段の中から交渉しながら決定していくことが理想でした。

きっと、こんな若者をターゲットにしたタイムスケジュールではないんでしょうね。

ANAなんて1日2便飛ばしておきながら、両便とも成田夕方発ホーチミン夜間着ですし。

 

東京とジャカルタ

JALは、羽田からの便はなし、成田から787-9を毎日運航していますが、こちらも2019年冬スケジュールから週4便に減便とのことです。

羽田からジャカルタは、ANAとガルーダインドネシア航空が毎日運航していて、JALはガルーダとコードシェアしている様子です。

しかも、ANAは1日2便のダブルデイリー!

 

JALは東南アジアで勝負しないのでは?

破綻後のJALがいかに冷遇されたか、分かっちゃいますよね。

でもきっとJALは、ジャカルタはガルーダとのコードシェア程度にしといて、他の路線を充実させようとしているのではないでしょうか。

というか限られた獲得できた発着枠の中で就航地を選択していくと、ジャカルタは排除されたのだろうと推測します。

ANAは、デュッセルドルフ、クアラルンプール、パース、モスクワ、ワルシャワ、ウィーンなど成田羽田問わず攻勢に出ていますよね。

デルタ航空は、2020年夏スケジュールから羽田便を大幅に増便し、成田から撤退することを決定しています。

今後のJALは、シンガポールバンコクを除けば、東南アジアで勝ち目はない又はLCCに任せていくという方針なんじゃないかと予想します。